ウクライナ侵攻1000日:教皇「全人类にとって耻ずべき灾い」
ウクライナ侵攻から1000日を迎え、教皇フランシスコは平和のための思いを新たにされた。
教皇フランシスコは、11月20日(水)の一般謁见で、前日、ウクライナへの侵攻から1000日を迎えたことに言及された。
この日付は、侵攻がもたらした犠牲者と破壊、同时に全人类にとって耻ずべき灾いを思い起こさせるものである、と话された。
一方で教皇は、苦しむウクライナ国民に寄り添い、平和を祈り求め、武力が対话に、対立が出会いに场を譲るように働き続けなくてはならない、と呼びかけられた。
この席で教皇は、ウクライナの大学生から、一昨日、受け取った手纸を绍介。その内容を皆の前で読み上げられた。
手纸の着者はその冒头で、「水曜日(一般謁见の日)に、全世界に向けて、この恐ろしい戦争が1000日目を迎えたことを话す机会があるでしょう。どうかその时に、わたしたちの苦しみだけでなく、わたしたちの信仰の証しについても语ってください。たとえ、つたない信仰でも、その価値は変わりません。それは復活されたキリストを痛ましい笔遣いで描くものです」と记している。
そして、大学生の着者は、「ここ数日、自分の人生であまりにも多くの死を见ました」、「逃げたい、母の腕に抱かれた子どもに戻りたい、沉黙と爱の中にいたい、と正直に思いました。しかし、この苦しみの中で、より多くの爱を学べることを、神に感谢したいと思います」と述べている。
最后に着者は「苦しみが痛みを伴うのは、爱があるからです。ですから、わたしたちの苦しみを、1000日の苦しみを话される时、どうか1000日の爱についても话してください。なぜなら、ただ爱と信仰と希望だけが、この伤に真の意味を与えるからです」と书いている。
教皇はこのウクライナの若者の手纸を绍介することを通し、皆と平和への思いを分かち合われた。
20 11月 2024, 17:04